お役立ちコラム

2024.08.15

ネット銀行で法人口座を開設するメリット

起業したらまずすることとはなんでしょうか?
どんな会社であれ、必要なものそれが「口座」です。
この必須の法人口座を開設できる金融機関は、メガバンクや地方銀行はもちろん、ネット銀行でも開設することができます。
しかし法人口座を作るのは基本的に時間がかかるもの。これは、法人名を使用した口座開設の場合、詐欺等の犯罪に利用される可能性があるため、「実態と信用がきちんと担保される企業か」を入念にチェックするからです。
起業したばかりの法人の場合、なるべく早く口座を作りたいですよね。
そこでおすすめしたいのがネット銀行での法人口座開設です。ここではネット銀行のメリットについて解説します。

メリット①振込手数料の安さ

ネット銀行の場合実店舗がなく、オンラインでの取引がメインとなります。
そのため実店舗を維持する必要がなく、人件費等も含めて比較的運営コストが下がるため、その分振込手数料が安く設定されています。

もちろん何千円もかかるものではないため、そこまで意識しない方もいるかもしれません。
ですが、今後事業が拡大し取引が10件100件と増えた場合、無駄なコストがかかる可能性があります。
例えばメガバンクである三菱UFJの場合他行あての振込手数料は484円から660円かかるのに対し、
GMOあおぞらネット銀行の場合一律145円のため、1回の取引で300円から500円の差が出ます。

メリット②維持費の安さ

都市銀行や地方銀行の場合、インターネットバンキングの利用手数料のかかる銀行も多いですが、
ネット銀行は振込手数料と同じく低く抑えられている傾向にあります。
例えばみずほ銀行の場合、3,300円の月額基本料がかかりますが、GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行に代表されるネット銀行は月額基本料は0円となっています。

メリット③どこでも手続き可能

ネット銀行の場合、インターネットにさえ接続できれば24時間365日取引が可能となります。
近くに窓口がない、行く暇がない、などのことはあり得ません。
特に起業直後の会社の場合、一寸の時も惜しいもの。
スマホで簡単に取引できるネット銀行にしておけば重大な機会損失を少なくすることができます。

メリット④時間が比較的掛かりにくい

前述したとおり、法人口座開設の際の審査は厳しく、所用の時間は長くなっています。
直接何度も窓口に足を運んで時間をかける必要がなく、郵送やPDFでやり取りできるネット銀行はそれだけ時間をかける手間が少なく、
業務に支障をきたしにくいです。

メリット⑤法人向けの特典がある場合も

ネット銀行の法人口座の場合、口座に紐づいたデビットカードを利用していくことでポイントやキャッシュバックが受けられる場合もあります。
また開設するだけでも現金がもらえたり、取引手数料が無料になるといったことも。
例えばGMOあおぞらネット銀行の場合、ビジネスデビットカードを使うことで現金の還元率が最大1%つきます。
手数料が低いだけでなく法人ならではの特典が得られるということも、節約していきたい企業にとっては重要な資金源になる可能性があります。

まとめ

ネット銀行は法人の口座開設に大きなメリットがあることが分かったかと思います。
任意団体や個人事業主の屋号を使った口座開設等、多岐に渡って口座開設ができることが多いため、
まずはネット銀行で口座開設審査を掛けることがおすすめですね。