看護師として転職を考えたとき、誰もが「今より働きやすい環境を見つけたい」と願うもの。しかし、求人票や公式サイトだけでは見えてこない“落とし穴”も存在します。今回は、多くの看護師が転職後に「事前に確認しておけばよかった…」と感じた、“見落としがちなポイント”を5つ紹介します。
1. 夜勤体制の具体的な内容
「夜勤あり」と書かれていても、2人体制か3人体制か、患者数の多さや急変時のサポート体制などは実際に働いてみないと分かりづらい部分です。夜勤がある職場への転職を検討しているなら、実際の夜勤スケジュールやスタッフ配置を具体的に確認しましょう。
2. 有給取得率と休暇制度の使いやすさ
「有給あり」「産休・育休制度あり」と記載があっても、実際に取得しやすいかどうかは別の話。スタッフ間で協力体制があるか、希望休が通る雰囲気かなど、制度と現場の運用にギャップがないかをチェックしておきましょう。
3. 院内のICT・電子カルテ導入状況
意外と見落とされがちなのが、電子カルテや看護記録システムの使い勝手です。アナログな記録が多いと、余計な残業やストレスに繋がることも。特にICT化が進んでいる職場では、記録時間の短縮や業務効率化が進んでいるため、日々の業務負担が軽減されます。
4. 看護部長・師長の人柄や方針
職場の風土や働きやすさに大きく影響するのが、看護管理者の考え方や人柄です。面接時に直接会えるなら、話し方や価値観、スタッフへの接し方なども見ておくとよいでしょう。「トップが現場に無関心」な職場は要注意です。
5. 口コミや第三者の評価
求人情報や面接だけでは分からない“本音”を知るには、実際に働いていた人の声や、転職エージェントの内部情報が役立ちます。転職サイトの口コミ欄や、信頼できるエージェントを通じて、表に出ない情報を得ることも重要です。
◆ まとめ
転職先を選ぶ際に見落としがちなポイントは、実際に働き始めてから気づくことが多いもの。「なんとなく雰囲気が良さそう」「給料が高いから大丈夫」ではなく、現場のリアルを具体的にイメージして、情報を集めることが大切です。
次の職場が、あなたにとって本当に納得できる場所になるよう、丁寧に準備を進めてくださいね。