求人票だけで判断しないで!看護師が転職時にチェックすべき求人票のポイント

転職を考えたとき、まず目にするのが求人票です。しかし、求人票には魅力的な言葉が並んでいても、実際の職場の状況とは異なることも少なくありません。

「入ってみたら思っていた環境と違った…」と後悔しないためには、求人票を見る際の“見るべきポイント”と“注意点”を知っておくことが大切です。

ここでは、看護師が求人票をチェックするときに気を付けたいポイントを5つに分けてご紹介します。

給与は「総支給額」と「手取り」を分けて考える

求人票に記載されている給与額は、基本給のほかに手当や賞与などを含めた“総支給額”が多いです。

しかし、実際の手取りはそこから社会保険料や税金などが引かれるため、かなり差が出ます。また、「夜勤手当込み」「経験により変動あり」といった注意書きも見逃さずに確認しましょう。

勤務時間と残業の実態は別物

「日勤のみ」「残業ほぼなし」と書かれていても、実際には早出や遅出、サービス残業があるケースもあります。

求人票の情報だけを鵜呑みにせず、可能であれば職場見学や面接時に実際の勤務体制や残業の有無を確認しましょう。

スタッフの働き方を具体的に質問してみると、実態が見えてきます。

休日数・休暇制度をしっかり確認

「年間休日120日以上」とあっても、それがシフト制によるものか、固定休なのかで働き方は大きく変わります。

また、有給休暇の取得率や、育休・介護休暇などの取得実績も確認しておきたいポイント。求人票に載っていない情報は、直接問い合わせたり、転職サイト経由で確認してもらうと安心です。

教育体制・フォローの有無

中途採用であっても、新しい職場には慣れるまで時間がかかります。

求人票に「教育制度あり」「ブランクOK」と記載されていても、その内容がどの程度なのかをチェックすることが大切です。

プリセプター制度があるのか、研修やOJTがどれくらいあるのかなど、実際の支援体制を確認しましょう。

抽象的な表現に注意

「アットホームな職場」「風通しの良い環境」など、一見魅力的に見える表現も、実際には具体性に欠ける場合があります。

こうした抽象的な言葉だけで判断せず、「なぜアットホームと言えるのか?」「どんな取り組みをしているのか?」など、背景まで確認できると安心です。

求人票はあくまでも“第一印象”を知るための材料。本当に自分に合った職場かどうかを見極めるには、情報の裏側を丁寧に読み解くことが大切です。

不安なときは、看護師専門の転職サイトやエージェントを活用し、第三者の意見も参考にしながら、後悔のない転職活動を進めていきましょう。

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